韓国・起亜の米工場27~28日停止へ 半導体不足で痛手
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2021.05.24 16:16
【ソウル聯合ニュース】世界的に自動車用の半導体不足が長期化する中、韓国・起亜が米ジョージア工場を27日から28日にかけて停止するもようだ。業界関係者が24日、明らかにした。
起亜の同工場は4月にも半導体不足により2日間、操業を停止した。
同工場は北米市場における主要モデルのスポーツタイプ多目的車(SUV)「テルライド」、多目的レジャー車(RV)「ソレント」、中型セダン「K5」などを生産しており、今年1~3月だけで7万600台を生産した。
自動車用の半導体不足が長期化し、韓国内でも工場の停止が頻繁に行われている。
起亜は今月17~18日に、SUV「ストニック」と小型車「プライド」を生産している光明第2工場を停止した。
起亜の親会社の現代自動車は24日から26日まで大型セダン「グレンジャー」や中型セダン「ソナタ」を生産する牙山工場を停止する。今回の稼働停止により、約3000台の生産に支障がでるという。同工場は先月も2回にわたり、4日間の稼働停止を実施した。
現代は17~18日には、RVの「ツーソン」と燃料電池車(FCV)「ネクソ」を生産する蔚山第5工場の生産ラインを止め、18日にはセダン「アバンテ」とSUV「ベニュー」を生産する蔚山第3工場の稼働も停止した。
yugiri@yna.co.kr