韓米首脳会談で「かつてない成果」 ワクチン協力など評価=韓国首相
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2021.05.25 12:01
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は25日の閣議で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン米大統領による先の首脳会談について「かつてない成果を収めた」と評価し、会談結果を受けた措置の履行に万全を期すよう関係官庁に促した。とりわけ「韓米のワクチンパートナーシップ専門家グループ発足、ワクチン支援などを速やかに実行してほしい」と指示した。
韓米首脳会談で、両首脳は新型コロナウイルスへの対応として包括的な「グローバルワクチンパートナーシップ」を構築することで一致し、バイデン氏は韓国軍55万人にワクチンを提供する方針を表明した。
金氏は「米国は韓国のワクチン生産能力を認め、ワクチンパートナーシップの構築を決めた」と述べ、「これを足掛かりにワクチン生産基地化、グローバルワクチンハブ(拠点)への発展を目指す」と言葉に力を込めた。
また、「会談で議論された先端新産業分野での投資協力などが加速するよう、積極的に支援してほしい」とも求めた。半導体やバッテリーなどの供給網(サプライチェーン)での相互補完的な投資や先端技術分野での両国間協力は、大企業だけでなく中小協力企業にも新たな成長の機会をもたらすはずだと期待を示した。
サムスン電子など韓国の主要企業は首脳会談に合わせ、半導体やバッテリー事業などに関連して計44兆ウォン(約4兆2000億円)規模を米国に投資すると発表した。
tnak51@yna.co.kr
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