韓国情報機関トップが訪米に出発 北朝鮮問題など議論へ
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2021.05.26 11:57
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院(国情院)の朴智元(パク・チウォン)院長が26日午前、米国に向けて仁川国際空港を出発した。
ニューヨークとワシントンを訪れ、米側と北朝鮮問題などについて議論する見通しだ。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のバイデン大統領が21日(現地時間)に開いた首脳会談で、2018年の南北首脳会談で署名された板門店宣言と米朝首脳会談でのシンガポール共同声明を尊重し、北朝鮮との対話を続けることで一致しており、北朝鮮を対話の場に引き出すための具体策について協議するとみられる。
朴氏の具体的な日程は明らかになっていないが、カウンターパートの米中央情報局(CIA)のバーンズ長官ら情報機関の関係者と会談するとみられる。今回の韓米首脳会談で就任が発表されたソン・キム北朝鮮担当特別代表と面会する可能性もある。
ニューヨークで北朝鮮の国連代表部と接触するとの見方も出ているが、可能性は大きくないとされる。
朴氏は12日、日本で開かれた韓米日3カ国の情報機関トップによる会談に出席。会談に出席した米国のヘインズ国家情報長官は12~14日に韓国を訪問し、文大統領や朴氏と面会した。
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