韓国首相 ワクチンの公平な接近が重要=「画期的に支援拡大」
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2021.06.02 21:29
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は2日、オンラインで開催された「COVAX(コバックス)ワクチンサミット」で、「新型コロナウイルスを克服するためにはワクチンに対する公平な接近が何より重要だ」と強調した。先進国からの拠出金により途上国にワクチンを供給する枠組みのCOVAXを通じた支援について、画期的な支援の拡大を発表する方針を明らかにした。
新型コロナウイルス対策に関連した支援について、韓国は約120カ国・地域に計6億ドル(約660億円)相当の防疫物資や緊急借款を提供したほか、保健・医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な国に情報を提供するなど多国間協力に積極的に参加してきた。
金首相は「韓国はアストラゼネカ、ノババックス、スプートニクVなど多様なワクチンを委託生産しており、主要国や企業とも緊密に協力している」とし、「バイオの能力に基づいて新たなグローバル・ワクチンハブとしての役割を果たし、国際社会のコロナ克服に寄与する」と強調した。
この日の会合は日本とワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」との共催。日本の菅義偉首相、オーストラリアのモリソン首相、米国のハリス副大統領らが参加した。
yugiri@yna.co.kr