ワクチンのグローバル拠点目指す 韓国政府がTF立ち上げ
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2021.06.03 17:03
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は3日、新型コロナウイルスワクチンのグローバルハブ(拠点)を目指すため「グローバルワクチンハブ化推進タスクフォース(TF)」を立ち上げ、段階的な戦略づくりに着手した。
TFを率いる権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官は初会議で、「国内でのワクチン生産と調達の安定的な基盤確保、ひいてはグローバルワクチンハブとして飛躍するため、10の官庁で構成されるTFを発足させる」と説明した。
また、先月下旬の韓米首脳会談でワクチン供給拡大などに向けた「グローバルワクチンパートナーシップ」を締結したことに言及し、「米国のワクチン技術・原副材料供給能力と韓国のワクチン生産能力という強みを結合させたもの」として、「パートナーシップの履行は国内でワクチン供給基盤を安定的に確保するとともに、韓国がグローバルワクチンハブとして位置づけられる機会になり得る」との見通しを示した。
権氏はワクチンハブ化に向け、「国内のワクチン生産能力を強化するとともに原副材料の国内生産と海外供給を支援し、外国製薬会社の国内投資誘致を活性化させる」として、民間企業との協力を模索する方針も示した。
その上で、「韓国がワクチンのグローバルハブになれば、国内用ワクチンはもちろん、世界のワクチン供給を担う基地になれる」と期待を表明。「政府を挙げてあらゆる努力を尽くす」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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