8月の韓米軍事演習 「最大限柔軟に調整を」=韓国統一相
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2021.06.06 10:33
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は6日、KBSテレビの番組で韓米合同軍事演習について、「いかなる場合も朝鮮半島の緊張を高めることを望まない」とした上で、「最大限柔軟に政策的に調整しなければならない」と述べた。
また、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管を巡り、韓米軍事演習の必要性は認めながらも、新型コロナウイルスや東京五輪、米国の米朝対話再開の試みなどを取り上げ、「さまざまな状況を総合的に考慮し、8月の韓米演習をどうするか最終的に決めなければならない」と述べた。
北朝鮮に対しては、「われわれも合同演習問題に柔軟にアプローチしなければならないが、北も柔軟にアプローチしてほしい」と呼び掛けた。
李氏は対北朝鮮制裁の緩和を対北朝鮮交渉の「触媒剤」として使う考えを表明。「北を非核化交渉に早く引き出すという意味で制裁柔軟化措置を触媒剤として活用すればどうかと思う」とし、「非核化の進展状況に応じ、鉄道や道路など非商業用の公共インフラ(部門の制裁緩和)を国民と国際社会の共感の中で先行させることができる」と述べた。
その上で、「北の非核化の意志が明確で、交渉が進展すれば、相応措置として金融、石炭、鉄鋼、労働力の移動、原油などに対し、段階的に(制裁の)解除措置を踏まなければならない」と主張した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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