韓国の新規コロナ感染者 8日ぶり500人台=検査件数減少で
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2021.06.06 11:01
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は6日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から556人増え、累計14万4152人になったと発表した。市中感染が541人、海外からの入国者の感染が15人だった。
1日当たりの新規感染者数は前日(744人)より188人少なく、5月29日(533人)以来8日ぶりに500人台となったが、土曜だった前日の検査件数が減った影響があるとみられ、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。土日は検査件数が減る影響で新規感染者数も減少する傾向にある。
感染者数が急増も急減もしない状況が長引く中、最近は首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)だけでなく、大邱市、済州道など一部の首都圏以外の地域でも新規感染者数が連日2桁に上り、政府の対応も容易ではない。
新たに確認された市中感染者541人を地域別にみると、ソウル市が177人、京畿道が157人、仁川市が22人で、首都圏が計356人と全体の65.8%を占めた。
首都圏以外の地域では、大邱市が45人、釜山市が21人、大田市が18人、忠清北道、慶尚南道、済州道がそれぞれ17人、忠清南道が13人、江原道が10人、全羅南道、慶尚北道がそれぞれ9人、蔚山市が7人、光州市が2人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは15人だった。このうち5人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から2人増えて計1973人となった。韓国国内の平均致死率は1.37%。重篤・重症患者は1人減り、150人となっている。
土曜だった5日の検査件数は1万3743件で、前の日に比べ2万887件少なかった。
hjc@yna.co.kr
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