文大統領「兵営文化の弊習を改める」 顕忠日迎え演説
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2021.06.06 12:11
【ソウル聯合ニュース】韓国で国を守るため犠牲になった人々を追悼する「顕忠日」の追悼式典が6日、国立墓地の国立ソウル顕忠院で営まれた。式典で演説した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「悔しい死を生んだ兵営文化の弊習(が残っていること)について、大変恐縮している」とし、「軍将兵の人権だけでなく、士気と国家安保のためにも必ず直す」と強調した。
「兵営文化の弊習」は、空軍の女性下士官が上官からセクハラを受けたと訴え、自殺したとされる事件を指すとみられ、文大統領は軍の統帥権者として事実上の謝罪を行った。
一方、先月行われた韓米首脳会談について、「平和と繁栄、民主と人権の韓米同盟を一層包括的な同盟として発展させることにした」と説明。「バイデン大統領と私は対話と外交が朝鮮半島非核化の恒久的な平和を実現させる唯一の道であるとの意見で一致した」とし、「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和のため、再び一歩を踏み出せるよう準備する」と強調した。
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