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金正男氏暗殺事件の米映画 振興委の不認定に配給側が反発=韓国

記事一覧 2021.06.07 11:59

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が2017年に暗殺された事件の真相に迫る米ドキュメンタリー映画「わたしは金正男を殺してない(原題「ASSASSINS」)」を巡り、韓国での上映を予定する国内の輸入・配給会社側が7日、同作品を芸術映画として認定しなかった映画振興委員会に対し理由と明確な審査基準を公開するよう要求した。

ドキュメンタリー映画「わたしは金正男を殺してない」のポスター(輸入・配給会社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

ドキュメンタリー映画「わたしは金正男を殺してない」のポスター(輸入・配給会社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 このドキュメンタリー映画は、金正男氏が17年2月にマレーシアの空港で2人の女性により殺害された事件の謎に切り込んだライアン・ホワイト監督の作品。昨年の米サンダンス映画祭で初めて公開された。

 韓国の輸入・配給側は国内上映に向けた手順として、映画振興委員会に芸術映画の認定を求めたが、委員会は5月17日に不認定を通知した。審査基準の第1項1、2、3、4号に基づく決定だという。

 輸入・配給側はこの日、「世界的にドキュメンタリーはインディペンデント系芸術映画の代表的なジャンルだ。この作品も世界有数の映画祭に招待されるなど、芸術面を満たしていることが証明されている。審査基準の4点どれにも外れていないと自負する」と主張した。

 作品はいたずら動画の撮影だと思い込んで殺人を犯した2人の女性の立場から事件を取り上げ、国際的な波紋にも触れながら人権という本来の価値について語っていると説明。また、北朝鮮を素材とすることで「国内でほとんど上映されたことのない個人、集団、社会、国のあり方を描く作品として文化間の持続的な交流、考えの自由な流通、文化の多様性の拡大に寄与する」という審査基準にも合致すると指摘した。

 配給側は6月中旬の公開を予定しており、同月1日に再審査を要請した。

mgk1202@yna.co.kr

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