4月の経常黒字19.1億ドル 配当支払いでも連続黒字=韓国
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2021.06.08 09:12
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が8日発表した国際収支(速報値)によると、4月の経常収支は19億1000万ドル(約2090億円)の黒字だった。黒字は12カ月連続。4月に黒字を記録するのは3年ぶりで、前年同月(33億ドルの赤字)比では52億1000万ドル増となる。4月は外国人投資家への配当支払いなど季節要因があり、19年と20年は赤字だったが、今年は輸出と輸送サービスの好調が後押しした。
4月の商品収支(貿易収支に相当)は45億6000万ドルの黒字で、前年同月(7億ドル)に比べ38億6000万ドル増加した。輸出額が前年同月比46.9%増の521億7000万ドル、輸入額は36.7%増の476億1000万ドルと、大幅に伸びた。
4月のサービス収支は1000万ドルの黒字に転じた。前年同月は15億ドルの赤字だった。中でも輸送収支は海上輸送運賃が急上昇したことで、黒字幅が前年同月の4000万ドルから8億1000万ドルに拡大した。一方、旅行収支の赤字は6億1000万ドルと、前年同月(赤字2億8000万ドル)より悪化した。
給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は19億5000万ドルの赤字となった。12月決算企業の配当支払いにより配当所得の赤字が32億1000万ドルに膨らんだため。ただ、所得収支全体の赤字は前年同月(22億5000万ドル)より小さかった。
mgk1202@yna.co.kr