韓国・慶尚南道議会 日本非難し謝罪求める決議採択を推進
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2021.06.09 10:07
【昌原聯合ニュース】東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の公式ホームページの日本地図に独島が表示されている問題をきっかけに、韓国南東部・慶尚南道の議会が日本の独島領有権主張を非難し歴史問題での謝罪を求める決議案の採択に動いていることが9日、分かった。道議会によると、先ごろ与野党所属の議員47人が発議した。
決議案は、日本が独島を自国領土と表示することで独島の地位を揺るがし、自国領土に組み込もうとする野心を抱いていると指摘。隣国を植民地支配して取り返しのつかない被害を与えるなど過去の戦争で取った行為を心から謝罪しておらず、今なお妄動に近い振る舞いをしていると、厳しく非難した。
その上で、独島への野心を抑え、誤った過去を謝罪し、五輪を人類平和や互恵・平等など本来の原則にのっとって開催するよう求めた。
発議の中心となった金在雄(キム・ジェウン)議員(無所属)は、独島のほか、東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の扱いや旧日本軍慰安婦と強制徴用被害者に対する補償問題などを挙げながら、「日本の破廉恥な行為とその水準が次第に高まっている」と指摘した。道民の意をしっかり伝達するために決議案を提案したという。
道議会は17日の常任委員会の審査を経て本会議で決議案を採択し、大統領や国会議長、首相、外交部と文化体育観光部の各長官、大韓体育会(韓国オリンピック委員会)会長、駐韓日本大使らに送る計画だ。
mgk1202@yna.co.kr