4社のコロナワクチン約1千万回分 7月に韓国到着
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は17日、7月に英アストラゼネカ、米ファイザー、米モデルナ、米ヤンセンファーマのワクチン約1000万回分が韓国に到着する予定だと明らかにした。

ソウル市永登浦区は、ワクチンの2回目の接種を終えた65歳以上の市民にワクチン接種完了カードを配布すると発表した。このカードは接種証明書としては使用できないが、今後公共施設で使用できるよう関係官庁と協議する予定だ=17日、ソウル(聯合ニュース)
まず、政府がヤンセンファーマと個別に契約した計600万回分のうち10万回分が来月到着する。
他社のワクチンとは異なり、ヤンセンファーマのワクチンは1回の接種で済むことから、政府は短期間に接種を終える必要がある人を対象とする方策を検討している。
残りのワクチンがいつ、どれだけ届くかは決まっていない。
推進団は「今年7~9月期に到着することになっているワクチンは計8000万回分だ」として、各ワクチンの詳しい供給日程は製薬会社との協議後に案内すると説明した。
これとは別に、モデルナ製ワクチンの追加分が今月韓国に到着する。
モデルナと契約した4000万回分のうち、今月末に5万6000回分が届く。最初に到着した5万5000回分と合わせて、30歳未満の医療従事者への接種に使われる予定だ。
新型コロナウイルスワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて調達したアストラゼネカ製ワクチン83万5000回分は、今月末に到着する予定だったが世界的なワクチン不足の影響で7月以降に延期された。
これまでに政府が確保したワクチンは計1億9300万回(1億人)分だ。
17日までに約1726万回分のワクチンが導入され、現在4社のワクチンが使用されている。
これに加えて導入が見込まれている米ノババックス製ワクチンに関して、推進団は「食品医薬品安全処がワクチンの認可のために事前検討中で、認可の日程に応じて7~9月期に導入されると予想される」と明らかにした。
ynhrm@yna.co.kr