ワクチン接種対象拡大も「供給量は十分、計画に問題なし」=韓国政府
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2021.06.21 15:17
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は21日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの接種対象者が7~9月に18~59歳の一般の人などに拡大することに関連し、ワクチンの供給量には問題がないとの見通しを示した。
7~9月期に1回目の接種を受けるのは当初の予定の2300万人より少なくなる見通しだが、供給予定のワクチンは8000万回分あるという。
孫氏は「7~9月期に使われる主なワクチンはファイザーとモデルナ」とし、「7月までに確定した供給量はわれわれの接種計画に合わせたもので、8~9月入ってくる量も必要量より多い」と説明した。
政府はまだ使用許可を受けていない米ノババックスのワクチンを除いたとしても、7月からの下半期のワクチン量は十分に確保されているとの立場だ。
孫氏は「ノババックスの供給に支障がでるとしても、(7~9月期のワクチン)必要量よりも多い量が供給され、大きな問題はないと思われる」と説明した。
ノババックス製ワクチンの導入については、「許可(の手続き)が進む状況と連動して供給が決定される」と説明した。
一方、権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官がこの日放送されたラジオ番組のインタビューで、ワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じたワクチンの到着が今月末から来月初旬に延びたと話したことについては、「最大限早期に確保しようと努力しており、7月中に(供給)可能という連絡を受けた」とし、「7月には入ってくると期待し物量を最大限早期に確保するために努めている」と強調した。
yugiri@yna.co.kr