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韓国の新規コロナ感染者762人 市中感染の85%が首都圏

記事一覧 2021.07.01 10:56

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は1日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から762人増え、累計15万7723人になったと発表した。市中感染が712人、海外からの入国者の感染が50人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(794人)に比べると32人少ないものの、2日連続で700人を上回った。

新型コロナウイルスの検査を受けるため保健所を訪れた市民(資料写真)=(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの検査を受けるため保健所を訪れた市民(資料写真)=(聯合ニュース)

 新規感染者数はしばらく、検査件数による増減があるとはいえ300~600人台の範囲内だった。だが、首都圏を中心にクラスター(感染者集団)が続出し、先週から新規感染者の増加ペースが上がっている。首都圏で発生した集団感染では、インドで最初に発見された変異株で感染力がより強い「デルタ株」への感染も確認された。海外からの入国者の感染事例も増えるなど、不安要素は尽きない。

 防疫当局は7月1日から新型コロナの感染防止策「社会的距離の確保」を改編して防疫措置を緩和する予定だったが、前日に急きょ、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の現行の感染防止策を1週間延長すると発表した。

 新たに確認された市中感染者712人を地域別にみると、ソウル市が332人、京畿道が245人、仁川市が30人で、首都圏が計607人と全体の85.3%を占めた。2日連続で600人を上回り、全体に占める割合は昨年11月4日以来の高水準となった。

 首都圏以外の地域では、釜山市が17人、大田市が16人、忠清南道が13人、慶尚南道が10人、江原道が8人、大邱市と光州市、全羅北道がそれぞれ7人、世宗市と全羅南道がそれぞれ5人、慶尚北道と忠清北道がそれぞれ4人、蔚山市と済州道がそれぞれ1人だった。

 語学講師の集まりに端を発した集団感染は、京畿道内4市と仁川市の語学学校、計6カ所に及び、これに関係するソウル市麻浦区の飲食店も合わせて感染者は延べ213人と増え続けている。このうち9人はデルタ株だった。

 また、大田市のカラオケボックス(感染者計27人)、京畿道楊州市の高校(計26人)、大邱市の大型スーパー(計13人)など、新たなクラスターの発生も多数報告された。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは50人だった。このうち31人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの19人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から3人増えて計2021人となった。韓国国内の平均致死率は1.28%。重篤・重症患者は5人減り、144人となっている。

 6月30日の検査件数は3万5245件で、前の日に比べ1万1914件多かった。

ウイルス検査の順番を待つ市民(資料写真)=(聯合ニュース)

ウイルス検査の順番を待つ市民(資料写真)=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

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