コロナ感染者急増 首都圏での疫学調査拡大を指示=文大統領
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2021.07.07 14:11
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)で新型コロナウイルス感染が広がっていることを巡り、疫学調査の拡大により迅速に感染経路を把握し、接触者を確認するよう指示した。軍、警察、公務員の支援人員を迅速に対応現場に投入することも求めた。首都圏防疫強化会議での発言を、青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。
文大統領は、流動人口が多く人が密集する地域に新型コロナの臨時検査所を追加設置することや、20~30代がよく利用する施設を対象に検査を実施することも指示した。また、首都圏で新規感染者が急増するなか、軽症者を受け入れる宿泊施設を拡充し、病床の状況を点検するよう促した。
さらに、1回でも防疫指針に違反した施設や事業者を10日間の営業停止処分とすることを骨子とした感染症予防法施行規則が8日から施行されることを挙げ、「防疫指針違反に対し、不寛容の原則を厳しく適用する」と述べたという。
防疫当局によると、7日午前0時までの24時間に国内で新たに1212人の新型コロナ感染が確認された。1日の新規感染者数としては過去2番目の多さとなった。
tnak51@yna.co.kr
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