韓国政府 首都圏の感染防止策を最高レベルに引き上げ
記事一覧
2021.07.09 09:47
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が、新型コロナウイルスの感染が急拡大している首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを12日から2週間、最高レベルに当たる第4段階に引き上げる方針を示した。
金富謙(キム・ブギョム)首相は9日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で「新型コロナの1日当たりの新規感染者数が過去最多を連日更新するなど、防疫が最大の危機に直面した」とし、首都圏の社会的距離確保のレベルを引き上げる方針を明らかにした。
7月1日から社会的距離の確保のレベルは従来の5段階から4段階に簡素化された。第4段階に引き上げられれば、午後6時以降の3人以上の私的な集まりは禁じられる。1人デモ以外の集会や行事も全面禁止され、結婚式や葬儀への出席は親戚のみ認められる。
また、政府は遊興施設(クラブなど)に対し事実上の営業停止措置となる集合禁止命令を維持し、新型コロナワクチンの接種を終えた人に対する防疫緩和措置の適用は見送る。
金首相は「私的な集まりはきょうからでも自粛してもらいたい」と呼び掛けた。
hjc@yna.co.kr
キーワード