北朝鮮住民の4割が栄養不足 食糧不足国に再指定=国連機関
記事一覧
2021.07.13 14:37
【ソウル聯合ニュース】国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(ユニセフ)、国連世界食糧計画(WFP)、世界保健機関(WHO)が13日、共同で発行した世界の食料安全保障と栄養の現状に関する2021年版報告書によると、18~20年における北朝鮮の栄養不足人口は1090万人で、総人口の42.4%を占めた。栄養不足人口の比率は04~06年の33.8%(810万人)に比べ、9ポイント近く上昇した。
また、5歳未満の乳幼児のうち、慢性的な栄養失調による発育阻害の子どもは20年時点で30万人で、全体の18.2%を占めた。12年(26.1%)に比べると改善したものの、他国に比べるとなお高い。
一方、FAOは別の報告書で、北朝鮮を外部からの食糧支援が必要な国(食糧不足国)に再指定した。20~21営農年度(20年11月~21年10月)の食糧不足分は85万8000トンに達し、北朝鮮が今年8月から10月にかけて厳しい時期を経験する可能性があると警鐘を鳴らしている。
tnak51@yna.co.kr