誤ったシグナルで感染拡大 与野党が防疫当局を批判=韓国
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2021.07.13 17:07
【ソウル聯合ニュース】韓国の与野党は13日、国会保健福祉委員会の会議で、防疫当局の誤ったシグナルが新型コロナウイルスの流行「第4波」の拡大を招いたと一斉に批判した。
当局は今月1日からの感染防止策「社会的距離の確保」のレベル緩和を予定していたが、感染拡大を受けて、首都圏については1週間先送りにした。12日からは社会的距離確保のレベルを最も厳しい第4段階に引き上げた。韓国の1日当たりの新規感染者数は過去最多レベルで推移している。
会議では、感染状況とともにワクチンの供給不安に対する保健福祉部と疾病管理庁の対応も議題に上った。
最大野党「国民の力」の李鍾成(イ・ジョンソン)議員は「軽はずみなK(韓国型)防疫の自画自賛が誤ったシグナルを与え、危機を招いた」として、ワクチン購入のゴールデンタイムを逃して供給不足に陥ったことに始まり、防疫緩和の発表がとどめを刺したと指摘した。
同党の金美愛(キム・ミエ)議員は「国民は一度も経験したことのない極端な統制に再び耐えなければならない」とし、「政府の一貫性のない政策がもたらした結果だ」と批判した。
与党「共に民主党」からも鋭い非難の声が上がった。
同党の崔鍾允(チェ・ジョンユン)議員は「デルタ株の変異ウイルスと無症状の感染者の急増を予見していながら、防疫緩和のメッセージを出して現在の状況を招いた」と述べた。
ワクチン接種予約システムにアクセスが集中し、接続できなくなったことに対する批判も相次いだ。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長は「予約方法を改善する」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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