感染者増加「1週間続く」 来週に首都圏の規制レベル決定=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの流行の「第4波」が本格化し、1日当たりの新規感染者数が連日1000人を上回る中、政府は14日、今後1週間ほど感染者の増加が続くとの見通しを示した。
政府は来週初めまで状況を見守り、26日から首都圏に適用する感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを決定する方針だ。
中央災難(災害)安全対策本部の李基日(イ・ギイル)第1統制官はこの日の定例会見で、首都圏で社会的距離の確保のレベルが最高段階の第4段階に引き上げられてから本格的な効果が表れるまでは少なくとも1週間程度かかるとしながら、「1週間程度は感染者(の増加)が続くと考えている」と述べた。
その上で「2週間後には落ち着くと予測する。接触を減らすことが最善の対策だ」と説明した。
海外からの入国者を除いた新たな市中感染者は8~14日の1週間に1日平均1255.9人となり、直前の週(1~7日)の769.7人から486.2人増加した。
このうち首都圏での市中感染者は955.7人で、前週の636.3人から319.4人増えた。首都圏以外では300.1人で、前週の133.4人の倍以上に増えた。
また、インドで最初に発見された変異株で感染力がより強い「デルタ株」も急速に広がっており、感染者の割合は全体の23.3%に上昇している。
先週末(10、11日)の携帯電話の位置情報を基に測定した移動量を分析した結果、人々の移動量は首都圏以外では3522万件で、前週(3、4日)から4.3%増加した。ただ、首都圏での先週の移動量は3026万件で、前週に比べ3.8%減少した。首都圏の移動量は3週連続で減少している。
李氏は「来週初めまでの流行状況を見守り、関係官庁、生活防疫委員会委員、専門家との会議で26日から適用する防疫指針を決定する計画だ」と述べた。
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