帰国した韓国軍海外派遣部隊 90%の270人陽性
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2021.07.21 16:39
【ソウル聯合ニュース】アフリカ東部ソマリア沖に派遣中に駆逐艦内で新型コロナウイルスの集団感染が発生した韓国海軍「清海部隊」第34陣の将兵301人のうち、約90%にあたる270人が感染していることが21日、分かった。
国防部によると、集団感染の発生を受けて20日午後に帰国した第34陣の全員を対象にあらためてPCR検査を実施したところ、266人の陽性が確認された。その後、再検査の必要があるとされた12人のうち4人の感染が新たに確認され、感染者は計270人(全体の89.7%)に増えた。
31人は陰性と判定された。帰国前に行ったPCR検査では感染者は247人だったが、さらに23人増えた。
中央災難(災害)安全対策本部は「清海部隊の将兵らが十分な治療を受けて健康を取り戻せるよう最善を尽くす」と表明した。
感染者のうち中等症の3人を含む14人は国軍首都病院または国軍大田病院に搬送済みで、287人は軍か民間の軽症者向け施設「生活治療センター」に移されている。陰性判定者は南部の慶尚南道・鎮海にある海軍施設に移動し、2週間の隔離生活を送る。
海軍は20日、第34陣の将兵の家族に「治療と隔離が完了した将兵は、健康回復プログラムや身体検査、予防接種などを実施した上で休暇に入る予定だ」と伝え、一定期間の隔離に理解を求めた。
第34陣は駆逐艦「文武大王」(4400トン級)に乗り込んで任務にあたっていたが、15日に一部乗組員の感染が初めて確認され、約3カ月前倒しで帰国した。全員がワクチン接種を受けていなかった。
第34陣は軍の輸送機で帰国した=(聯合ニュース)
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