韓国の新規コロナ感染者1318人 月曜発表では過去最多=首都圏以外が4割超に
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は26日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1318人増え、累計19万166人になったと発表した。市中感染が1264人、海外からの入国者の感染が54人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1487人)より169人少ないものの20日間連続で1000人を超えた。また、月曜日に発表する日曜日の感染者数としては前週の1251人を上回り、再び過去最多を更新した。新規感染者数が減少したのは週末で検査件数が減った影響とみられ、感染拡大の勢いが弱まったとは見なせない。
特に、市中感染のうち首都圏以外の感染者の割合が流行の「第4波」で初めて40%を上回った。本格的な夏休みシーズンに入ったことも重なってさらなる感染拡大の懸念が高まっている。政府は首都圏以外の全地域について、27日から感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを上から2番目の第3段階に引き上げ、防疫を強化することを決めた。
新たに確認された市中感染者1264人を地域別にみると、ソウル市が339人、京畿道が343人、仁川市が67人で、首都圏が計749人と全体の59.3%を占めた。首都圏の感染者数が700人台に低下したのは、13日(794人)以来13日ぶり。
首都圏以外の地域では、釜山市が83人、慶尚南道が75人、大田市が71人、忠清南道が61人、大邱市が60人、忠清北道が31人、江原道が28人、全羅南道が26人、全羅北道が23人、慶尚北道が21人、光州市が17人、済州道が11人、世宗市が5人、蔚山市が3人の計515人。全体の40.7%を占めた。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは54人で、このうち21人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの33人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から4人増えて計2077人となった。韓国国内の平均致死率は1.09%。重篤・重症患者は前日より13人減り、244人となっている。
25日の検査件数は1万8999件で、前の日に比べ3823件少ない。直前の平日だった23日の4万2220件に比べると半分以下の水準となった。
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