韓国政府「インドネシアに戻る国民に限りワクチン接種」 不公平の指摘に
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2021.08.03 13:42
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団は3日、国内に一時滞在しているインドネシア在住韓国人に対するワクチン優先接種を巡り、一部で公平性に欠けるとの指摘が出ていることについて、「インドネシアに戻る必要のある国民に限り、人道的な観点から接種を行っている」と説明した。
インドネシア政府は先月6日から、ワクチン接種が完了したことを示す証明書を提出できない外国人の入国を制限している。推進団は「インドネシア政府がこうした措置を発表する前に一時帰国していた国民は、韓国で接種を受けられなければ生活基盤のあるインドネシアに戻れない」と説明した。
推進団によると、接種対象のインドネシア在住韓国人は米ファイザー製ワクチンの接種を受けており、先月下旬から今月2日までに113人が1回目の接種を終えた。
韓国ではこれまでに、総人口の39%にあたる約2000万人が1回目の接種を受けた。先月下旬から55~59歳に対する1回目接種が始まっている。
tnak51@yna.co.kr
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