来週からの新型コロナ防疫レベル 6日に決定=韓国政府
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2021.08.04 11:23
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は4日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で、9日から適用する新型コロナウイルスの防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを6日に決定すると述べた。
金氏は、防疫の実効性という側面で補完が必要な部分はないか確認しなければならないとし、政府と地方自治体が補完策を示すよう求めた。
社会的距離の確保の現行レベルは首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)が最も高い第4段階、首都圏以外は上から2番目の第3段階で、8日に終了する。感染者が減らず、新型コロナの新たな変異株「デルタプラス株」の感染者が国内で確認されたことからレベル引き下げは難しいのではないかとの見方が出ている。
ただ、首都圏に適用している午後6時以降の3人以上の私的な集まりの禁止措置の長期化で、自営業者などが厳しい状況に立たされており、政府が防疫措置の内容を一部調整するかどうかに注目が集まる。
また、金氏は「全国的に感染が拡大している状況の中、ワクチン接種で一日も早く集団免疫を獲得することが根本的な答えであることは明確だ」と強調した。
ワクチンの供給量については「引き続き増加している。8月にはこれまで供給された量を超える2860万回分が国内に導入される予定」と説明した。その上で、国民に対し「ワクチン不足は心配せずに、政府が案内する日程に従って接種に積極的に参加してほしい」と訴えた。
hjc@yna.co.kr
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