韓国の新規コロナ感染者１７０４人　現行防疫レベル２週間延長

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は６日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１７０４人増え、累計２０万７４０６人になったと発表した。市中感染が１６４０人、海外からの入国者の感染が６４人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（１７７６人）に比べると７２人少ないものの、３日連続で１７００人を上回った。１０００人を超えるのは３１日間連続。

　政府はこの日、新型コロナウイルスの感染防止策「社会的距離の確保」の現行レベルを９日から２週間延長する方針を決めた。

　社会的距離の確保の現行レベルは首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）が最も高い第４段階、首都圏以外は上から２番目の第３段階で、８日に終了する予定だった。現在、首都圏で昼間は４人、午後６時以降は２人までとなっている私的な集まりの人数制限、遊興施設（クラブなど）の営業禁止措置も据え置かれる。首都圏以外の地域で適用されている５人以上の私的な集り禁止や不特定多数が利用する施設の営業時間制限（午後１０時まで）も維持される。

　新たに確認された市中感染者１６４０人を地域別にみると、ソウル市が４６０人、京畿道が４５１人、仁川市が１０１人で、首都圏が計１０１２人と全体の６１．７％を占めた。

　首都圏以外の地域では、釜山市が１０５人、慶尚南道が９８人、大邱市が８３人、忠清南道、慶尚北道がそれぞれ５２人、大田市が５０人、忠清北道が３８人、全羅北道が３３人、江原道が２６人、全羅南道が２４人、蔚山市が２３人、済州道が１６人、世宗市が１５人、光州市が１３人の計６２８人で全体の３８．３％を占めた。６００人を超えたのは３日連続。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは６４人だった。このうち２８人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの３６人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から４人増えて計２１１３人となった。韓国国内の平均致死率は１．０２％。重篤・重症患者は前日から７人増えた３７６人で、７日連続で３００人を上回った。

　５日の検査件数は４万３２１６件で、前の日より９７５件少なかった。

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