北朝鮮の水害 あらゆる可能性を念頭に協力=韓国統一部
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2021.08.09 12:10
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は9日の記者会見で、北朝鮮で北東部の咸鏡南道を中心に発生した水害について、「南北の人道協力は政治・軍事的な状況とは別に推進するというのが基本的な立場」として、「当局や民間、国際機関(を通じた支援)など、あらゆる可能性を開いて被害状況と支援の需要など把握する」と述べた。その上で、「南北、そして国際社会との協議などを経て具体的な協力策を決めていく」との方針を示した。
ただ、李氏によると、北朝鮮は先月27日に復旧した通信連絡線を通じて水害関連状況を伝えていない。
北朝鮮では今月1日から降り始めた大雨で咸鏡南道の堤防が決壊し住民が緊急避難したほか、住宅や農耕地が浸水するなどの被害を受けた。水害を受け、5日に朝鮮労働党咸鏡南道軍事委員会の拡大会議が緊急招集され、軍部隊を動員することや復旧に必要な資材を国の予備分から回すなどの対策が策定された。
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