「文在寅ケア」から4年 さらなる健康保険保障の強化表明
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2021.08.12 14:30
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、青瓦台(大統領府)で「文在寅ケア」と呼ばれる健康保険保障強化策の発表から4年を迎えて成果報告会を開き、「家計の医療費負担をさらに軽減させるためには健康保険の保障が一層強化されなければならない」と述べた。
文大統領は就任した2017年の8月に「医療費の心配のない心強い国」を掲げ、健康保険保障強化策を発表した。
この日、文大統領は重症の心臓疾患や歯科の神経治療などの負担を軽減する方針を表明。「個人の疾患だけでなく、コロナ予防と診断、治療費用から医療スタッフの支援費用に至るまで感染症関連分野で迅速かつ適切に対応することができた」として、「健康保険がコロナ防疫の最後方のディフェンダーの役割を果たした」と評価した。
また、「国民から最も良い評価を受ける政策の一つになった」とし、昨年末までに3700万人の計9兆2000億ウォン(約8800億円)の医療費負担を軽減したと説明した。
健康保険財政の赤字を懸念する声が出ていたことに関しては、昨年末時点の健康保険の積立金は17兆4000億ウォンで、2022年末の目標の10兆ウォンを大きく上回るとの見通しを示した。
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