コロナ防疫戦略の転換 「今ではない」=韓国首相
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2021.08.15 16:43
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は15日、中央災難(災害)安全対策本部の会議で、新型コロナウイルスの防疫戦略について、「一部の専門家は防疫戦略の転換が必要という主張をしているが、今は(転換する)時期ではない」と述べた。
感染予防に集中する現在の防疫システムを重症者の治療に焦点を当てるよう求める主張を一蹴したものとみられる。
金首相は「(防疫システムを変える過程で)防疫をおろそかにすれば感染者が急増し、医療対応体系に負担を与えることになる。ワクチン接種の速度を高め、直面した流行の第4波を乗り越えるための対策に集中することが優先」と強調した。ただ、「長期的な対応戦略もあらかじめ考える必要がある」と述べた。
14日からの3連休については、「休暇を終えた会社員は新型コロナ専用診療所を訪れてほしい」と要請。自治体に対しては診療所を増やすよう指示した。
15日の光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)に保守系団体が集会を開催したことに関しては「政府の警告にもかかわらず違法な集会を強行した」とし、「共同体の安全を脅かすいかなる行為も厳しく責任を問う」と強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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