韓国大企業が下半期の採用開始へ サムスンは10月オンライン試験
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中、韓国の大企業が下半期の新規採用を本格的にスタートさせた。
大企業の多くは定期採用から通年採用に方式を切り替えたが、サムスングループは系列各社と合同の下半期採用試験を実施する。
サムスン電子の関係者は18日、来月、大卒者を対象とした募集要項が発表されると伝えた。
グループの合同採用試験にはサムスン電子、サムスンディスプレー、サムスンSDI、サムスン電機、サムスンSDS、サムスン物産、サムスン生命、第一企画などが参加する。
サムスンは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、筆記試験のサムスン職務適性検査(GSAT)を昨年上半期からオンラインで実施しており、今回も大規模な会場での試験は実施しない。
同グループは大規模な会場で試験を実施することで発生する社会的コストを縮小するため、オンラインでの試験を定例化すると発表している。
下半期の採用は来月初めに応募を受け付け、10月末に筆記試験、11月に面接試験が行われる見通しだ。
SKグループは系列各社との合同採用試験の募集要項を今月末に出し、9月以降に試験を実施する。同グループが合同採用試験を行うのは今回が最後で、来年からは各社が必要な人材を通年で募集して採用する計画という。
同グループのSKイノベーションは今年下半期に、過去最大規模の採用を行うと伝えた。電気自動車(EV)用バッテリーやエコ関連分野の事業拡大に伴うものとみられる。
半導体大手SKハイニックスは上半期に続き下半期も合同採用には参加せず、独自の採用を行う。今月20日から29日まで応募を受け付け、数百人程度採用する予定だ。
鉄鋼最大手のポスコは今年上半期に続き、下半期も定期採用を実施するものの、日程は決まっていない。
LGグループは昨年から定期採用から通年採用に切り替え、現代自動車グループも2019年から通年採用を行っている。
就職情報サイトのジョブコリアの調査によると、韓国企業447社のうち、下半期に大卒の新規採用を実施すると回答したのは51.2%で、大企業の72.3%が下半期に新規採用の計画があると回答した。
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