韓米合同演習4日目 北朝鮮は前線で訓練
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2021.08.19 10:07
【ソウル聯合ニュース】韓米両軍による合同指揮所演習は19日に4日目を迎えた。北朝鮮は最前線地域で比較的強度の低い訓練を実施しているもようだ。
韓国政府筋は「北は韓米合同演習のたびに、その対応として訓練を実施してきた。今回も東部前線など最前線部隊を中心に『陣地占領』訓練などをしている」と伝えた。
北朝鮮軍の陣地占領訓練は最前線に設置されている見張り所に多数の兵力を移動させるもので、期間は4~5日とされる。
また、北朝鮮は15、16の両日に朝鮮半島東側、北東部の海上一帯に航行警報を出した。一般的に同警報はミサイル発射や砲撃訓練の前に出され、付近での船舶の航行禁止を知らせる。ただ、今回の2日間に北朝鮮はミサイル発射、砲撃訓練とも行っていない。
こうした北朝鮮の動きは強度を抑えたものといえる。韓国軍当局は北朝鮮軍が実施中の夏季訓練の一環と分析しているようだ。政府筋は「韓米合同演習期間に北が陸上と海上で動きを見せるのは、演習中の韓米両軍にストレスを感じさせる狙いがあると思われる」と話した。
韓米合同指揮所演習は、今年上半期の演習時よりも参加人員を減らして16日に始まった。26日まで。
南北関係を巡る近ごろの北朝鮮の動きとその意図に関心が集まっている=(聯合ニュース)
mgk1202@yna.co.kr