大韓航空がパイロット採用 コロナ後の輸送増に備え
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2021.08.19 14:57
【ソウル聯合ニュース】韓国航空最大手の大韓航空は19日、2022年度(1~12月)のパイロットのキャリア採用を実施すると発表した。新型コロナウイルス流行のあおりで航空業界の不況は続いているが、パイロットの確保でコロナ後の旅客・貨物輸送増に備える。
軍や民間で固定翼機の総飛行時間1000時間以上のキャリアを持つ人を対象に、来月27日まで応募書類を受け付ける。技能テストや身体検査、面接などの試験を予定しており、採用人数は2桁とされる。来年に順次入社させる予定だ。
大韓航空は、熟練パイロットの養成には小型機で1年、中・大型機で3~4年程度の教育がいるため、23年以降に実際の運航に投入するパイロットを確保するためには来年の採用が必要だとしている。
同社は現在、2700人ほどのパイロットを抱える。航空貨物輸送の拡大で大型貨物機のパイロットは不足しているが、小型旅客機のパイロットの大半は休業中とされる。同社は機種転換教育を行い大型機の操縦士も拡充している。
tnak51@yna.co.kr
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