コロナ「第4波」響く 「内需に不確実性」=韓国政府報告書
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2021.08.20 12:04
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は20日公表した経済動向報告書(グリーンブック)8月号で、最近の韓国経済を「輸出好調と雇用改善の流れが保たれているが、新型コロナウイルスの感染再拡大などにより対面型サービス業を中心に内需関連の不確実性が存在し続けている」と分析した。
企画財政部は新型コロナの流行「第4波」前だった6月には、内需について「不振の緩和」「改善の流れ」などと記述していたが、7月に「不確実性が高まる可能性」を懸念し、今月は依然として不確実性が存在するとの見解を示した。
その上で同部は、徹底した感染対策を施しながら、経済への打撃を最小限に抑え、景気回復の流れを維持できるよう総力を挙げるとした。物価を前もって管理するとも言及した。
内需への打撃が懸念されているものの、7月の関連指標をみる限りでは引き続き改善の流れにある。クレジットカード使用額は前年同月比7.9%、百貨店の売上高は6.5%、それぞれ増加した。いずれも6カ月連続のプラス。前月減少したディスカウントストア売上高は7月に9.5%の増加に転じ、インターネット通販の売上高は45.9%伸びた。
一方で、韓国製乗用車の国内販売台数は14.9%減少し、5カ月連続のマイナスとなった。
経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CSI、基準値100)は103.2で、前月から7.1ポイント下落した。
雇用をみると、7月の就業者数は前年同月より54万2000人多かった。
mgk1202@yna.co.kr