台風12号 政府が危機警報を「警戒」に引き上げ=韓国
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2021.08.23 11:50
【ソウル聯合ニュース】韓国行政安全部の中央災難(災害)安全対策本部は23日、台風12号の防災対策を点検する会議を開き、午前11時をもって台風危機警報をそれまでの「注意」から「警戒」に、中央災難安全対策本部の非常勤務体制を第1段階から第2段階にそれぞれ引き上げることを決めた。
台風危機警報は全4段階で、「警戒」は上から2番目に高い。「注意」から1レベル引き上げられた。また、中央災難安全対策本部は3レベルに分かれている非常勤務体制も強化した。
気象庁によると、台風12号は沖縄近くの海上を北に進んでいる。今晩、韓国南部・済州島の南西の海上を通過し、24日午前0時ごろに南海岸に上陸する見通しだ。その後、温帯低気圧に変わると予想される。
中央災難安全対策本部は関係機関による会議で、台風の予想進路を踏まえ、重点的な対策などを確認した。特に土砂崩れが起きる恐れがある場所や山間部、渓谷、海沿い、低い土地など、人命被害が懸念される場所には早めに立ち入りを規制したり避難を呼び掛けたりするよう指示した。強風に備えて船舶や工事現場などの管理の徹底も働きかける。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種と検査に支障を来さないよう、各会場で停電や強風への備えを急ぐ。
mgk1202@yna.co.kr