韓国の新規コロナ感染者1509人 在韓外国人の感染急増
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は24日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1509人増え、累計23万9287人になったと発表した。市中感染が1470人、海外からの入国者の感染が39人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1418人)より91人多く、49日連続で1000人を超えた。
週明けであることに加え、台風12号の影響で南部地域を中心に専用診療所の運営時間が短縮されたにもかかわらず予想を上回る感染者数が発生した。25日の感染者数はさらに増加すると予想される。
感染力の強い「デルタ株」が猛威を振るっている上、夏休みシーズンの終了と小中高校の新学期開始でさらなる感染拡大が懸念される。
また、市中感染者のうち国内に滞在する外国人の割合が13.6%まで上昇し、一部の地域では感染者の3分の1が外国人となっている。これを受け、金富謙(キム・ブギョム)首相は外国人が多く住む地域や外国人労働者が多い職場での検査を拡大し、現場点検を強化するよう指示した。
新たに確認された市中感染者1470人を地域別にみると、ソウル市が429人、京畿道が469人、仁川市が62人で、首都圏が計960人と全体の65.3%を占めた。首都圏の感染者数は週末の影響で800人台まで減少していたが、再び100人以上増加した。
首都圏以外の地域では、大邱市が72人、慶尚南道が68人、大田市が63人、忠清南道が60人、釜山市が58人、全羅北道が33人、忠清北道と済州道がそれぞれ30人、慶尚北道が28人、蔚山市が26人、江原道が16人、光州市が12人、世宗市と全羅南道がそれぞれ7人の計510人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは39人だった。このうち12人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの27人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から6人増え、計2228人となった。韓国国内の平均致死率は0.93%。
重篤・重症患者は420人で、前日から21人増えた。
23日の検査件数は5万5733件で、前の日より2万6046件多かった。ほかに臨時検査所での検査件数が10万8417件だった。
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