韓国首相「ワクチンを多くの国民により早く」 接種計画補完へ
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2021.08.24 11:11
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は24日、新型コロナウイルスへの対応を話し合う中央災難(災害)安全対策本部の会議で、より多くの国民がより早期にワクチンの接種を受けられるよう接種計画を補完すると表明した。
金氏は「ワクチン接種がいっそう加速し、念願の日常回復への道に近づいている」として、9月初めまでに701万回分の米モデルナ製ワクチンの導入が確定し、一部は既に韓国に到着したと説明。政府は今後もワクチンの安定的な供給と円滑な接種のために最善を尽くすと強調した。
また、このところ国内に滞在する外国人の感染率が13.6%まで高まっており、一部地域では感染者の3分の1を外国人が占めるほど感染拡大が深刻だとして、外国人が多く住む地域や外国人労働者が多い職場に対して検査を拡大し、現場点検もさらに強化するよう指示した。
外国人を雇用する事業主に対しては、不法滞在の外国人労働者が検査やワクチン接種を積極的に受けるよう案内し、説得するよう呼び掛けた。
政府は検査やワクチン接種を受ける不法滞在者に対し、取り締まりや国外退去といった不利益を与えないと発表している。
ynhrm@yna.co.kr
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