韓中関係未来発展委が発足 両国外相「重要な隣人」
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2021.08.24 14:55
【ソウル聯合ニュース】韓中国交樹立30年を来年に控え、両国の現・元高官や専門家が24日、ソウル市内のホテルで両国関係の望ましい未来像を示す「韓中関係未来発展委員会」の発足式を兼ねた第1回の全体会議を開き、活動を開始した。
半官半民の同委員会には両国の外交・立法・学界などの専門家18人ずつ、計36人が参加している。
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は映像メッセージを寄せ、「韓国と中国は最も近くて重要な隣人」とした上で、「朝鮮半島非核化と恒久的な平和定着を巡って中心的なパートナーとして積極的に協力してきた」と評価。「今後も朝鮮半島平和プロセスの進展、ひいては北東アジアの平和と安定のため両国が緊密に協力していく」と強調した。
中国の王毅国務委員兼外相は「両国は重要な隣人で協力パートナー」とし、「国交樹立から29年の間、韓中関係はスピーディーに発展し、両国国民だけでなく、域内と世界の平和と発展にも大きく寄与してきた」と評価した。また、「複雑な国際情勢の中、両国の友好協力を強化することは時代と民心、両国の根本的な利益にも合致する」とし、「韓中関係未来発展委員会が時代のニーズに応じ発足することになった」と述べた。
発足式には韓国側の委員長を務める林采正(イム・チェジョン)元国会議長や執行委員長の洪鉉翼(ホン・ヒョンイク)国立外交院長、中国側委員長の張平・元全国人民代表大会副委員長らが出席した。
同委員会は分科別に議論を行い、今後30年間の両国関係発展の工程表をまとめ、来年の国交樹立30年記念日(8月24日)前に両国政府に提言する方針だ。
両国は昨年11月26日の外相会談で同委員会の発足に合意し、発足を進めてきた。
kimchiboxs@yna.co.kr