韓ロ高官 朝鮮半島の安定的な状況管理巡り協議
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2021.08.24 15:25
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長は24日、ソウル市内のホテルでロシアのモルグロフ外務次官と協議し、北朝鮮の韓米合同軍事演習への反発などで緊張が高まっている朝鮮半島情勢の安定的な管理策などについて意見交換した。
魯氏は米朝対話の再開や南北協力を巡るロシアの支持と協力を評価するとともに、安定的な状況管理と北朝鮮の対話復帰に向けた建設的な役割を要請した。韓米演習に反発する北朝鮮が挑発など緊張を高める行為を行わないよう、北朝鮮の友好国であるロシアの協力を求めたとみられる。
モルグロフ氏は朝鮮半島と域内情勢安定の重要性と米朝・南北対話を含む関連国との早期対話再開の必要性について共感を示した。また、韓国政府の取り組みを高く評価し、朝鮮半島問題の平和的な解決のため、建設的な役割を果たす意向を改めて示した。
モルグロフ氏の韓国訪問は2018年12月以来、約2年8カ月ぶりとなる。両氏の対面協議は初めて。
両氏は今後も朝鮮半島平和プロセスの進展のため、各レベルで緊密な協議を継続することで一致。モルグロフ氏は次回協議のため、魯氏をロシアに招待した。
kimchiboxs@yna.co.kr