韓国 アフガンに軍用機派遣=現地スタッフらを国内に収容へ
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2021.08.24 19:52
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は24日、韓国政府に協力していた現地スタッフと家族を国内に移送するため、イスラム主義組織タリバンが実権を握ったアフガニスタンと近隣国に軍輸送機3機を派遣したと明らかにした。現地スタッフらに対し、国内の避難場所を提供するという。
外交部は移送する人たちについて、「数年にわたり大使館、韓国の病院、職業訓練院などで勤めていた」と説明した。
韓国政府は米国の要請により、2001年にアフガンに非戦闘部隊を派遣した。軍部隊は07年12月に撤収したが、政府は先ごろタリバンが実権を握るまで国際社会とともにアフガン再建を支援し、現地人を多数雇用してきた。
特に2010年から14年まで地方再建チームを送り、多数の現地人と協力して病院や職業訓練院を運営した。
現地スタッフらは韓国政府に協力したという理由でタリバンの報復の対象にされ、韓国政府に救助を要請していた。
外交部は国内に移送するアフガン人の人数について明らかにしなかったが、与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は22日、韓国政府が行っていたアフガン現地での病院や学校の建設プロジェクトなどに協力した約400人は韓国に移送する必要があると述べた。
yugiri@yna.co.kr