文大統領「旧友に会った」 コロンビア大統領「特別な友好」
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2021.08.25 15:10
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日、国賓来韓中のコロンビアのドゥケ大統領と青瓦台(大統領府)で会談し、コロンビアの朝鮮戦争参戦で始まった両国関係を未来の繁栄につなげるとの認識で一致した。
文大統領は会談の冒頭、「旧友に会ったようだ」と歓迎。コロンビアが中南米で唯一の朝鮮戦争参戦国だったことを取り上げ、「韓国の自由と平和のため、共に血を流したコロンビアの若者を永遠に記憶する」として、「韓国が厳しかった時期に助けてくれたコロンビアの特別な友情を決して忘れない」と謝意を示した。その上で、両国関係を一層発展させ、協力を拡大する意向を明らかにした。
ドゥケ大統領は「特別な友好の意を持って韓国を訪問した」とし、「両国は70年前、共有する原則を守るため団結し、今日は発展・革新分野で協力している」と評価した。また、韓国の退役艦の無償提供や技術伝授などに謝意を表明し、両国の貿易拡大や先端技術分野での協力に期待を示した。文大統領に対しては「韓国企業がコロンビアの(高速通信規格)5G通信事業などに関心を持つよう促してほしい」とし、「5Gなど先端技術分野は両国がウィンウィンできる協力の場」と述べた。
会談前、文大統領はドゥケ大統領に最高位の勲章を授与し、「韓国人は大統領しか受けられないが、私もまだもらっていない」と冗談を飛ばした。ドゥケ大統領も文大統領に最高位勲章を手渡し、「韓国が新型コロナウイルス感染症を巡り、われわれに提供した支持を忘れない」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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