北朝鮮 韓米軍事演習最終日も韓国の連絡に応じず
記事一覧
2021.08.26 13:29
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国による合同軍事演習の開始後、先月に復旧させた南北通信連絡線を再び遮断した北朝鮮は、演習が終了する26日にも韓国からの定時連絡に応じなかった。
韓国統一部の当局者は同日午前、記者団に対して「今朝も南北共同連絡事務所を通じて定時通話を試みたが、北は応答しなかった」と述べた。
東海、黄海地区の軍通信線を使った午前の定時連絡も行われなかった。
北朝鮮が連絡事務所と軍通信線を再び遮断してから、この日で16日目となる。
北朝鮮は先月27日、13カ月ぶりに南北通信連絡線を復旧させ、2週間は連絡事務所と軍通信線で午前・午後に韓国と定時連絡を行ったが、韓米合同軍事演習の事前演習が始まった今月10日午後から通話に応じなくなった。
一部では北朝鮮が軍事演習に反発し、演習期間のみ通信線を遮断した可能性もあるとの見方が出ている。
北朝鮮は2009年3月にも韓米合同指揮所演習「キー・リゾルブ」が行われた際に軍通信線を遮断し、開城工業団地につながる京義線道路も通行止めとしたが、演習が終了した翌日に軍通信線と道路の通行を正常化した。
統一部の当局者は「演習終了後、北の態度や反応について予断をもって述べるのは適切でない」とし、「われわれとしては、北が電話を取らない状況でも定時通話の試みを続ける」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr