韓国の北朝鮮担当高官が米国へ出発 朝鮮半島平和プロセス再開など協議へ
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2021.08.29 13:34
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長が29日、米ワシントンに向けて出発した。米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表の招きによる訪米。魯氏は出発前、仁川国際空港で記者団に「朝鮮半島平和プロセスの早期再開について米側と協議する」と明らかにした。
また、「政府はこれまでバイデン政権側と朝米(米朝)対話の早期再開のため、さまざまな案を巡って踏み込んだ協議を進めてきた」として、「今回の訪米でも米側の関係者と虚心坦懐(たんかい)な対話を行いたい」と述べた。
魯氏は今月23日、ソウルでキム氏と会談を行っている。今回は来月1日まで米国務省やホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の関係者らと会い、韓米合同軍事演習終了後の朝鮮半島情勢について意見交換し、北朝鮮との対話再開に関して議論する見通しだ。
米側と北朝鮮に対する人道支援を巡っても議論を続けるとみられる。魯氏とキム氏は23日の協議で、保健や感染症防疫、飲み水、衛生など対北朝鮮支援分野を決め、直接的な支援のほか国際機関、支援団体を通じた間接的な支援についても議論した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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