韓国の経済回復　「先進国では最も速いペース」＝経済副首相

【世宗聯合ニュース】韓国の洪楠基（ホン・ナムギ）経済副首相兼企画財政部長官は２日、韓国銀行（中央銀行）による４～６月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率（暫定値）発表を受け、「新型コロナウイルスの流行後、韓国は先進国のうち最も速い経済回復ペースを見せている」とフェイスブックに書き込んだ。

　洪氏は、４～６月期の成長率が０．８％と速報値から０．１ポイント引き上げられたとしながら、「民間消費と設備投資を中心に景気回復が力強さを見せた」と説明した。また、「経済規模が世界トップ１０の先進国８カ国のうち、（韓国の）回復ペースが最も速い」と述べた。

　各国の４～６月期のＧＤＰを新型コロナ流行直前の２０１９年１０～１２月期と比較すると、韓国は１０１．４で、米国（１００．８）、日本（９８．５）を上回り、先進国グループでトップだった。　

　洪氏はその一方で、「景気改善の流れをそのまま下半期につないでいくには難しい状況」との認識を示した。７月に入り新型コロナの流行「第４波」が本格化し、政府が感染防止策を強化したことで、これまで持ちこたえてきた自営業者と小規模事業者が限界に達しているという。近ごろの消費者物価の上昇にも言及した。　

　緊張を緩められない状況であり、政府は注視しているとつづった。

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