北朝鮮 軍事パレード準備か=平壌の飛行場に1万人集結
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2021.09.02 15:55
【ソウル聯合ニュース】韓国の政府消息筋は2日、北朝鮮・平壌の美林飛行場に軍兵力と輸送車両が集結していると明らかにした。同飛行場は北朝鮮が大規模な閲兵式(軍事パレード)の事前練習を行う場所だ。
ここ数日間にこうした動きが確認され、当局は最大1万人の兵力が集まっていると把握しているという。
米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」も同日、ツイッターを通じ、美林の閲兵式練習場で軍部隊の編成が確認されていると伝えた。また、美林飛行場とみられる衛星写真を掲載し、こうした動きは10月に閲兵式が行われる可能性があることを意味すると説明した。
北朝鮮は5年ごとの節目の年に閲兵式を行っている。昨年は10月10日に朝鮮労働党創建75年を迎え、過去に例のない深夜に閲兵式を行い、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などを公開した。
韓国当局は新型コロナウイルスの感染拡大を極度に警戒している北朝鮮が建国73周年(9月9日)か党創建76周年(10月10日)を記念する閲兵式を準備している可能性を注視している。
韓国軍合同参謀本部関係者は「韓米の情報当局は緊密な連携下で関連動向を監視している」として、「具体的な部分は追加の分析が必要だ」と述べた。
北朝鮮軍は現在、夏季訓練を実施している。
kimchiboxs@yna.co.kr