米財務省「北朝鮮の凍結資産3169万ドル」 19年から8万ドル増
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2021.09.09 10:24
【ソウル聯合ニュース】米政府が、昨年の時点で北朝鮮の資産3169万ドル(約35億円)を凍結していることが分かった。
米財務省外国資産管理局(OFAC)は8日(現地時間)に公開した「2020テロリスト資産報告書」で、昨年の北朝鮮の凍結資産が19年から8万ドル増加したと明らかにした。
OFACは、昨年末に発表した報告書で19年の北朝鮮の凍結資産を4448万ドルと集計したが、今回の報告書では再分類などを経て19年の凍結資産を3161万ドルに修正した。
報告書は「(米国の)対北朝鮮制裁は北朝鮮政府だけでなく、北朝鮮と連携して活動を行う個人・機関も対象としている」とし、「今回の報告書の数値はこれら全てに対する凍結資産が含まれている可能性がある」と説明した。
北朝鮮と同様にテロ支援国に指定されているイランとシリアの昨年の凍結資産はそれぞれ7375万ドル、3532万ドルだった。
北朝鮮は1987年11月に起こった大韓航空機爆破事件で米国のテロ支援国リストに追加された。08年に解除されたが、トランプ政権は17年に北朝鮮をテロ支援国に再指定した。
財務省はテロ支援国に指定された国の凍結資産の状況を集計し、議会に報告している。
ynhrm@yna.co.kr