文大統領「造船産業、圧倒的な世界１位にする」

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は９日、南部の慶尚南道・巨済にあるサムスン重工業で開かれた「Ｋ―造船」ビジョンの宣布式に出席し、造船産業の飛躍に向けた戦略について報告を受け、「わが国の造船産業の力をさらに強くし、誰もついてくることができない圧倒的な世界１位にする」と述べた。

　文大統領は「わが国の造船業は今年、２００８年以降で最大となる受注量を達成し、世界最高の地位を取り戻した」とし、「今は造船業をさらに強くするときだ」と話した。

　また「炭素中立（カーボンニュートラル）、第４次産業革命、エコ化、スマート化の波は造船・海運産業でも逆らうことはできない流れだ。これはわれわれが強みを持っている分野」とし、「天がわれわれに与えた機会だ。政府は企業と共に新たなパラダイムに積極的に対応する」と説明した。

　さらに「われわれの目標ははっきりしている。エコとスマートパワーの強みを生かし、揺らぐことのない世界１位の造船強国になり、世界の炭素中立に寄与する」と繰り返し強調した。

　文大統領はエコやスマート化の技術力強化を支援し、現在６６％のエコ船舶の世界市場のシェアを２０３０年までに７５％に拡大することを目指すと述べた。

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