現代・起亜 SUVタイプのエコカー国内販売が大幅増加=韓国
記事一覧
2021.09.21 15:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自働車と子会社の起亜が国内で今年販売したスポーツタイプ多目的車(SUV)のうち、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、燃料電池車(FCV)などエコカーの販売台数が昨年の約2倍に増加したことが21日、分かった。
今年1~8月に現代と起亜が国内で販売したSUVタイプのエコカーは7万4099台で、前年同期(4万857台)に比べ81.4%増加した。現代が152.8%増の3万6025台、起亜が43.1%増の3万8074台だった。同期間のSUVの販売台数(30万967台)は2.7%の増加にとどまったが、SUVタイプのエコカーは爆発的な伸びを示した。
両社が販売したSUVに占めるエコカーの割合は24.6%で、前年同期比10.7ポイント上昇した。現代のEV専用車「アイオニック5」、起亜のEV専用車「EV6」だけでなく既存のモデルのHVを発売したことでSUVタイプのエコカー販売が増えたとみられる。4月に発売されたアイオニック5は毎月の販売台数が約3000台で、韓国のEV市場をけん引している。
下半期に半導体部品の需給が安定し、現代の高級車ブランド「ジェネシス」初のEV専用モデル「GV60」が発売されれば、SUVタイプのエコカーの販売台数はさらに増加するとみられる。
起亜は多目的レジャー車(RV)「ソレント」のHVモデルの販売台数が前年同期の2倍に増え、先月発売されたEV6の事前予約台数も3万台を超え、下半期も販売台数の増加が続くと期待している。
現代は2040年までの内燃機関車の国内販売終了を目標にエコカーのラインアップを強化している。来年は「アイオニック6」を発売するなどSUVの電動化も加速する見通しだ。
hjc@yna.co.kr