軽症者の施設滞在期間を10日から7日に短縮 デルタ型の特性反映=韓国
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2021.09.27 15:17
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は新型コロナウイルス感染者のうち、軽症者が滞在する治療施設の滞在期間を、これまでの10日から7日に短縮するよう勧告する文書をこのほど地方自治体などに送ったと発表した。中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長が27日の会見で伝えた。
感染力の強い変異ウイルスのデルタ型は症状が出る1~2日前に陽性反応を示し、発症してから3日後には感染力が落ちる現象が特性としてあり、このような科学的な根拠に基づいて、勧告したという。
同本部の朴香(パク・ヒャン)防疫総括班長も「現在、国内の感染者はデルタ型が90%に近い水準」とし、これまではウイルスの特性が把握されていなかったため当初は発症から2週間とし、その後10日に調整したが、特性が明らかになってきたことで、滞在期間の見直しについて協議が行われたと説明した。
また「ここ数日で感染者数が急速に増えたことで、症状の出た日から1週間、無症状の感染者も感染が確認された日から1週間を基本的な滞在期間として勧告した」と説明した。
yugiri@yna.co.kr