南北通信線復旧 「緊張緩和につながると期待」=韓国国防部
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2021.10.04 10:58
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は4日、南北軍事当局間を結ぶ軍通信線が復旧したことに対し、今後の朝鮮半島の実質的な軍事的緊張緩和につながることを期待するとの立場を示した。
同部はこの日午前に報道陣に送ったメッセージで「軍通信線は南北軍事当局間のコミュニケーションのための基本的手段として、さまざまな通信文のやりとりを通じて偶発的な衝突防止などに寄与してきた」と伝えた。
南北軍事当局は同日午前9時、東海・西海(黄海)地区の軍通信線を完全に復旧させた。これにより、光ケーブルによる南北軍事当局間の電話通話やファクスの送受信など、全ての機能が正常に作動している。
また、黄海での偶発的衝突防止のため、違法操業を行う漁船についての情報交換も軍通信線を利用して正常に行われている。
ただ、北朝鮮側は艦艇間のホットライン(国際商船共通網)を活用した韓国海軍の警備艦からの試験通信には応答していない。国防部は、国際商船共通網による南北艦艇間の試験通信も引き続き試みる予定だ。
ynhrm@yna.co.kr
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