北朝鮮 経済難でも核・ミサイル開発継続=国連報告書
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2021.10.05 08:34
【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは4日(現地時間)、北朝鮮が国際社会の制裁を回避しながら核と弾道ミサイルの技術開発を続けているとする報告書を発表した。
報告書は北朝鮮が核兵器と弾道ミサイル技術の高度化のため、海外から関連部品と技術を入手するための努力を継続していると分析。「北朝鮮は経済的な難関の克服に集中しているが、依然として核兵器と弾道ミサイルの技術開発を続けている」と明らかにした。
また、国際社会の制裁を逃れるための手法が高度化しているとも指摘した。
北朝鮮が香港を通じて取得した船舶が韓国企業の所有だったとの内容も盛り込まれた。安保理の承認なく、北朝鮮に直接・間接的に船舶や車両など運送手段を販売したり移転したりする行為は対北朝鮮制裁違反となる。
一方、報告書は新型コロナウイルスによる北朝鮮の封鎖措置や国際社会の制裁、中央統制的な経済政策などの影響で人道危機が高まっていると指摘した。
専門家パネルの報告書は年2回公表される。今回の報告書は今年2月から8月の対北朝鮮制裁の履行状況に関する内容が盛り込まれた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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