韓国軍 北朝鮮党大会・米中対立踏まえ軍事戦略補完
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2021.10.06 11:42
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の合同参謀本部は6日、国会国防委員会への国政監査業務報告資料で、「北と域内の戦略環境変化の再評価を通じ、抑止・対応戦略を発展させる」として、北朝鮮の朝鮮労働党の党大会や米中競争の激化などを踏まえ、合同軍事戦略を補完する方針を明らかにした。
北朝鮮は兵器開発5カ年計画の一環として、9月だけで長距離巡航ミサイルと弾道ミサイル、極超音速ミサイル、新型地対空ミサイルの発射実験を行った。
合同参謀本部は北朝鮮が核・ミサイル能力の強化を継続しているとして、「局面転換目的の軍事的挑発と対話の可能性が並存している」と指摘。北朝鮮の核・ミサイル能力強化に対応し、韓米の抑止戦略を発展させていくと報告した。
また、段階的に宇宙戦力を拡充するとし、早期警報衛星や超小型衛星などの戦力化を推進する計画を示した。
合同参謀本部は来月末にソウルで韓米軍事委員会(MCM)を開催すると報告した。MCMは韓国防衛のための作戦指示などを韓米連合軍司令官に提供する両軍の高官級協議で、結果は協議後に開かれる韓米定例安保協議(SCM)に報告される。
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