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性別適合手術後に除隊させられた元兵士 軍の処分は「不当」=韓国地裁

記事一覧 2021.10.07 11:34

【大田聯合ニュース】韓国で男性から女性への性別適合(性転換)手術を受けて軍隊に復帰した後、強制的に除隊させられたことを苦に自殺した元兵士のピョン・ヒスさんが、生前に陸軍参謀総長を相手取り除隊処分の取り消しを求めていた裁判で、大田地裁は7日、陸軍の処分は不当だとして原告勝訴の判決を言い渡した。

ピョン・ヒスさん(資料写真)=(聯合ニュース)

ピョン・ヒスさん(資料写真)=(聯合ニュース)

 ピョンさんは陸軍下士(副士官の一つ)だった2019年11月に性別適合手術を受けた。その後も軍服務を続けることを希望したが、軍は20年1月、「障害3級」と判定して強制的に除隊させることを決定。ピョンさんは今年3月、自宅で亡くなっているのが見つかった。

 地裁は、性別適合手術による性別の変更が認められる状況では手術後の原告の性別を女性と見なす必要があるとし、手術直後に裁判所に性別訂正申請を行い、これを軍に報告したことから、性別適合手術で故意に心身障害を招いたとした陸軍の審査は不適切だったと指摘した。

 また、女性として軍で服務することが適切かどうかは軍の特殊性や兵力運営、性的マイノリティーの基本的人権、国民世論などを総合的に考慮しなければならないとして、心身障害は処分の理由に当たらないとの判断を示した。

ynhrm@yna.co.kr

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